村上躍さんの陶器展3
手びねりが生み出す魅力
3年ぶりの躍さん展です。私が躍さんの陶器に出会ったのはもう二十数年前、蓋の真っ平らな独特なスタイルのお急須に魅せられてしまったのが最初です。使ってみたらまたその機能性に感動、垂れない!切れががいい!注ぎ口の形状、内側を覗いて見れば、茶こしの穴の緻密さなど、使う食器として完成されています。その時のものが我が家のお急須として今でも活躍し続けているんです。躍さんはすべて手捻りで作陶しています。手捻りと言っても決して荒々しい手の跡が残っているわけでなく、きちんとコントロールした形に仕上がっています。ロクロではない柔らかさが感じられます。本展ではこの写真のような入れ物、マグカップ、急須、お皿など、躍さんならではの端正で素敵な器が並びます。
石川博子
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抑制の効いた機能する形
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