すごく気になっていた陶芸家・和宏さん亜矢さんの工房を訪れたのは一昨年の七月でした。それは宮崎県高千穂の山の中にありました。わぉっ!ヤギがいて!ニワトリがいて!建物は廃材などを利用して自分たちで建てたものだそう!お話しの世界に紛れ込んでしまったようでした。そこで生活をして作陶なさっている、どこか飄々としたご夫妻、作品のトーンが納得でした。すぐにでも企画展を開きたかった私ですが、お二人のスケジュールはぱんぱん、二年越しやっと開催の運びととなりました。写真の白磁シリーズもきちんとした形状ではあるものも、なぜかたおやか、柔らかい風情です。このバランスが私が参ってしまう理由なのです。いろいろな土で焼いている二人、このような白いものばかりではありませんが、私の好きな白いものを中心に揃えていただきました。
石川博子
・坪田さんの作品紹介詳細
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